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【第27回】平成25年度 冬号

千代町景観形成・保全管理について

南加賀支部【千代町農地水保全会】

 小松市千代町は、白山の山麓に広がる加賀平野にあって、清廉な手取川の恵みをうけています。その景観は、比較的ふつうに見られる日本の田園風景であり、これからの保全が大切です。本活動は、地域における美しい田園景観を形成することを目的として、設定されたものです。活動内容としては、農道や畔の適正管理、用排水の泥上げを重点的に行っています。
 今回紹介させていただく活動内容は、啓発・普及及び地域環境の保全として、3月に千代町保育園児と町内、組合員で行った花壇・農道の路肩の花植えの取組です。
 保育園の卒園、入園の時期で父兄や町民の方たちにもたいへん喜ばれました。その後、園児中心に花の育成・観察・管理も行っています。このような活動が末長く続くよう地域一体となって行っていきたいと思います。

山のため池・水生生物観察

中能登支部【グリーン・クリーン中能登】

 私達が活動している能登部下区は、邑知地溝帯のほぼ中央部、眉丈山山麓に位置し戸数600余り、指定農用地47ha、6つのため池を有しています。その内の一番小さいものが今回の八谷池(約200m2)です。
 夏休みがもう終る頃、今年も池の清掃を兼ねて池に棲む生物の捕獲・観察の会を行いました。2つの子供会・父兄・農・水・環メンバー合わせて23名の参加でした。
 早朝からポンプによって汲み出された池水が少なくなったところでゴミ上げなどの清掃がはじまります。その次には生物捕獲作業となりました。網で掬う子供達、両手で捕まえる子供と大人達、いずれも泥だらけとなりながら2時間足らずで終了となりました。
 真鯉(80㎝級)3匹、30㎝級8匹、フナ大小46匹、川エビ64匹、モクズかに3匹、オタマジャクシ12匹、カジカ6匹、サンショウウオ1匹などが各水槽に入れられました。
 観察・確認などを行った後、きれいになった池に戻されました。子供達にとっては、夏休みの思い出の一つとなった事と思います。

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伝統農法を後世に

奥能登支部【たかねをクラブ】

 輪島市門前町の『たかねをクラブ』では、今の子ども達に普段主食で食べているお米がどのような作業を経て食卓に並んでいるのかを知ってもらうために、地元の小学校の児童に学校教育の一環として稲刈り・ハザかけ体験を行っています。
 この活動は、平成19年度から実施されており、今回で7回目の開催となりました。今年は9月9日(月)に輪島市立門前東小学校5年生(24名)が体験を行いました。前日の雨で田面が少しぬかるんでいましたが、貴重な体験を行う事が出来ました。昨今では、米の収穫は機械化が進みコンバインでの収穫がほとんどとなっていますが、子ども達にお米が取れるまでに農家がどれだけ大変か知ってもらうために、地元住民の手ほどきを受けながら実際に自分でカマを持ち稲を収穫して束ね、ハザかけまでを体験しました。普段、田んぼのお手伝いをしたことがある児童もいましたが、手刈り、ハザかけを行った経験のある児童はいませんでした。
 地元の農家さんのご指導は優しくもあり、時には厳しく、刈り取り時に落ちた稲穂を児童が過って踏むと『お米を粗末にしちゃダメ』と注意される事もありましたが、児童達は普段できない作業を汗をかきながら楽しそうに行っていました。
 作業終了後には、昨年度の5年生(現在の6年生)が収穫したお米で作ったおにぎりが振る舞われました。今年収穫したお米は来年度(現在の4年生)に受け継がれることになります。

地域を守る「連携の大切さ」

県央支部【別所保全対策協議会】

ほたる調査のこども達

遊林農地等除草に取り組む会員

 中山間地の農業はこれまでわずかな土地も整備対象農地にすべきと何度か圃場整備事業が繰り返され、今日まで営農活動を続けてきました。今は町の33世帯が中山間地直接支払制度により地域活動を行い、「やりがい」、「担い手育成」等々に期待と連携が図られています。
 しかし今回制度対象外の地域においても一体的な取り組みを行うこととして、別所保全対策協議会が農地・水・環境活動に参加し、すべての地域に組織活動ができるように取り組んでいます。
核家族化や高齢化社会での営農活動が低迷する中、地域ぐるみによる生産管理が進んでいます。これまで遊休農地の除草や花植えによる環境の美化活動そして子供たちが地域への愛着を深めるホタル調査などを進めています。